ジャガー車検 整備 修理技術ファイル
ジャガー整備工場 > ジャガー技術ファイル事例一覧 > No.121 ジャガー XJR X350 ベルト鳴き修理 メーカー対策品あり
冷間時にエンジンルームから異音がするとの修理依頼です。
現象確認から進めていきます。冷間時エンジンをかけてみると確かにエンジンルームからヒュルヒュル音がしています。ベルト鳴きですね。それも大きな音ではないです。ですが静粛性の高いジャガー車内で聞いていると確かに気になります。輸入車、国産車を問わず起こるベルト廻りのトラブルですが診断は意外と難しく沢山のベルト周辺構成部品のどれが原因かを特定するには手間が掛かります。専用の集音マイクを使い鳴き個所を特定していくと今回はスーパーチャージャーベルトテンショナーが原因でした。スーパーチャージャーベルト周りはメーカーから対策品が供給されているので、ベルト、テンショナー、アイドラプーリー、アイドラブラケットの対策4点セットを交換して作業完了です。未対策の車両にはお勧めの修理箇所です。