ジャガー車検 整備 修理技術ファイル
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No.104 ジャガー Sタイプ ワイパー不動修理
ワイパーが動かないとの修理依頼です。
早速診断開始です。動かないといっても現車はスイッチオンでピクピクと動く気配がありましたので制御的な物よりメカニズム的な故障が予想されますね。念のためジャガーテスターを使用し、強制的にワイパーを駆動してみますが結果は同じでした。こうなると実際にワイパーを動かしているモーター周辺が一番怪しいので各所を単体診断していきます。結果はやはりモーター本体が原因でしたのでモーターと同時交換に指定されているリンクを交換して作業完了です。
エンジンに振動があり、チェックランプ点灯にて修理依頼です。
まずはジャガーテスターにて診断です。エラー内容は1番シリンダーのミスファイヤです。要は1番シリンダーがしっかり燃焼できていないという事です。
ここまでの情報をテスターから引っ張ったら後は単体点検にて原因を突き止めていきます。今回は定番のイグニションコイルの不良。
Xタイプの場合はインマニが被っているので作業が大変です。コイルとプラグを同時交換して作業完了です。
ここまでの情報をテスターから引っ張ったら後は単体点検にて原因を突き止めていきます。今回は定番のイグニションコイルの不良。
Xタイプの場合はインマニが被っているので作業が大変です。コイルとプラグを同時交換して作業完了です。
定期点検にてご入庫です。
弊社診断項目にて定期点検を実施していきます。その中で今回気になったポイントがバッテリーからの緑青(ロクショウ)噴き出し。緑青とは銅の錆です。劣化したバッテリーや過充電などで発生し、今回の様にターミナル部分に付着します。今回緑青が噴き出した原因はバッテリーの劣化のようでしたので弱っているバッテリーとターミナルの清掃、伝導性UPの専用グリスを使用し作業完了です。
エアコンが効かないとの修理依頼です。
診断を進めていきます。この車両は可変容量式コンプレッサーという新しいシステムを使用していますのでテスターが必須です!テスターで電気的な作動、ガス圧で機械的な作動、双方を診断し両方から原因を特定
していきます。今回はエアコンコンプレッサー内部ロックが原因でした。修理にはコンプレッサー本体を交換します。ジャガーは整備性が悪く、冷却水周り、電動ファン等交換時に外す必要があるパーツが多く他メーカーより手間がかかります。
していきます。今回はエアコンコンプレッサー内部ロックが原因でした。修理にはコンプレッサー本体を交換します。ジャガーは整備性が悪く、冷却水周り、電動ファン等交換時に外す必要があるパーツが多く他メーカーより手間がかかります。
クランキングはするがエンジンが掛からないとの修理依頼です。
早速診断開始です。エンジンが掛からない理由は様々ありますので一つずつ可能性を消していきます。診断を続けていくと燃圧が全く無いことが判明、燃料の圧力ですから原因は燃料系という事になります。後はフューエルシステムを辿っていけばフューエルポンプが原因と無事判明しました。定番ですね。
Xタイプの場合はリアシート下にある燃料タンクを丸ごと降ろす必要があるので少々大がかりな作業になります。
Xタイプの場合はリアシート下にある燃料タンクを丸ごと降ろす必要があるので少々大がかりな作業になります。
走行中に時々オートマの警告灯点灯、3速ホールドになるとの修理依頼です。
X308の中で最大の弱点と言えるAT故障。殆ど場合は内部の機械的な部分が駄目になるので要オーバーホールになってしまうのですが、今回のお車は滑り等もなく比較的症状が軽いようです。ジャガーテスターにて診断を進めていくとATFの油温センサーにエラーが入力されていました。今回はまず油温センサー交換で様子を見て頂くことになりました。交換にはATオイルパンを開けてAT内部にアクセスし交換していきます。センサー自体はハーネスと一体になっているのでATハーネスを交換して作業完了です。
車検にてご入庫です。
車検診断を進めていきます。今回はエンジンのオイル漏れ等の他、足回りのブーツ切れを発見しました。足回りにはボールジョイントと呼ばれる人間で言う手首や股関節の様な関節部分がり、ジョイントを保護する為にブーツと呼ばれるゴムの膜があります。今回はその膜が切れてしまっています。切れてしまうと内部に封入されているグリスが飛び出し、また巻き上げた砂や水等が侵入、錆や摩耗を生み最終的にはガタが発生し異音等の原因になります。今回は症状としてはでていませんでしたが、当然好い物でもありませんし、国が定める検査項目にも引っかかってしまう為車検にも合格できません。該当のタイロッドエンドと呼ばれるパーツを交換して作業完了です。
走行中にオーバーヒートしたとの修理依頼です。
自走でのご来店は危険ですので、積載車にてご入庫です。早速診断を始めると、ラジエターホースが抜けてしまっています。他のメーカーでは中々無いトラブルですが、ジャガーにはあります。
ラジエターホースの受け側であるアウトレットパイプと呼ばれるパーツが樹脂製なのですが、これが劣化し形が崩れてきてしまいます。こうなるとホースも外れてしまい、今回の様なトラブルに繋がります。
修理はアウトレットパイプと角ホース、また冷却水周りで同様に樹脂製のパーツ部分は劣化具合も同じですので同時に交換させて頂きました。
ラジエターホースの受け側であるアウトレットパイプと呼ばれるパーツが樹脂製なのですが、これが劣化し形が崩れてきてしまいます。こうなるとホースも外れてしまい、今回の様なトラブルに繋がります。
修理はアウトレットパイプと角ホース、また冷却水周りで同様に樹脂製のパーツ部分は劣化具合も同じですので同時に交換させて頂きました。
サイドミラーの調整スイッチが壊れてしまったとの修理依頼です。
早速お車を拝見するとミラー調整用のダイヤルがポッキリ折れてしまっています。輸入車に多いスティックタイプの調整ボタンには多いトラブルです。お客様の中には何とか接着してくれない!?と仰られる方も多いですが、どうしても操作する時に加える力が軸部分の一点にかかるので強度が保てないんです。ですので今回はスイッチ交換にて修理させて頂きました。
ヒーターが運転席だけ効かないとの修理依頼です。
まずはジャガーテスターにて診断開始、この手の故障は電気的なトラブルが考えられます。しかしフォルトコードはなし、振り出しに戻り暖房回路を一つ一つ診断していきます。
今回原因となっていたのがヒーターコアの詰まり。ヒーターコアは実際に温風を出す元となるパーツでそれが詰まってしまう事で暖房が出ていませんでした。今回は詰まりがとても
酷かったため交換にて対応しました。
今回原因となっていたのがヒーターコアの詰まり。ヒーターコアは実際に温風を出す元となるパーツでそれが詰まってしまう事で暖房が出ていませんでした。今回は詰まりがとても
酷かったため交換にて対応しました。
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ジャガー車種別故障修理技術ファイル