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本日ご紹介する整備はジャガーXタイプのエンジンオイル漏れ修理です。
法定12ヶ月点検でご入庫いただきました。
12ヶ月点検を進めていくとオイル漏れが見つかりました。
ヘッドカバーからエンジンオイルが漏れており、リフトアップで下廻りを確認するとエンジン下のオイルパン辺りまでオイルが垂れてきているのがわかります。
このジャガーXタイプはV6エンジンで、ヘッドカバーが左右についており、左右ともオイル漏れを起こしているので左右のガスケット交換が必要になります。
左右のヘッドカバーにアクセスするには、エアクリーナボックス、インテークマニホールド等を取り外す必要があります。
手の入りづらい場所にボルトが付いていたりするので、少し大変でしたがインテークマニホールドを取り外しました。
あとは左右のヘッドカバーを外してガスケットを交換します。
こちらがヘッドカバーガスケットです。
ヘッドカバーガスケットの他にも交換しておいた方がいいシールやオーリングも合わせて交換しました。
ヘッドカバーを取り付けたらインテークマニホールドを戻します。
2次エアを吸ってエンジン不調の原因となるので、ホースの割れやインマニガスケットのズレ等がないように慎重に組み上げます。
作業後走行テストを行い問題がありませんでしたので、作業完了となります。
ヘッドカバーガスケットからのオイル漏れはジャガーに限らず、輸入車全般的に起きやすいです。オイル漏れがひどくなるとエキゾーストパイプにオイルが付着し、異臭の原因や最悪の場合、車両火災の原因となり兼ねません。
最近エンジンルームから焦げ臭いにおいがするなど何か気になることがあれば、ぜひ弊社へご相談下さい。