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本日の整備はジャガーX308の足廻り異音修理です。
走行中に後ろの方からガタガタと異音がするということでご入庫いただきました。
まずは異音の症状を確認する必要があるため走行テストを行ってみると、
道路の段差などで車両後部からゴトゴト、ドンドン、ガタガタといったような車体全体に響く音を確認しました。
リフトアップをして音の発生原因を点検していきます。
アーム類やハブベアリングなどにガタはなく、リヤのサスペンションを疑い点検を行います。
サスペンションを取り外すにはリヤのメンバーキャリア(※リアアクスルという場合もあります)ごとおろす必要があり、専用のツールなども必要になります。
サスペンションを点検するとショックとボディーの間、スプリングとカバープレートの間にあるマウントブッシュが劣化してボロボロになっています。
このブッシュはサスペンションとボディーの干渉を防いだり振動などを吸収するものでこのブッシュがなくなってしまうとボディーとサスペンションが段差や凸凹道を走行した際に干渉してしまいます。
マウントブッシュが劣化してなくなってしまったことが足廻り異音の原因で、実際にこの車両もボディーとサスペンションが干渉し異音が発生していました。
その他にもショックのロアブッシュのブーツが破れ、グリス漏れによりジョイント部がガタガタになっていたのでお客様と相談をし、今回はサスペンションのマウントブッシュ、ショックのロアブッシュの交換を行いました。
最後に走行テストを行い、問題がないことを確認をして作業完了となります。
この年代の車の足廻りでは異音が発生する原因が他にも沢山あるため、原因特定にはしっかりとした知識と経験が必要です。
今回は足廻り修理でしたが、お車のことで何か気になることがありましたらまずは弊社へご相談ください。