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ジャガーSタイプ 車検点検整備

マリオットマーキーズの整備サイトをご覧頂き有難う御座います。
こんにちはジャガー整備スタッフです。

今回はジャガーSタイプで車検の点検整備です

車検整備以外でも「エンジンが温まってくると焦げ臭い臭いがする」、「エアコンの効きが悪い」、「冷却水不足のインジケーターが点灯する」等のご依頼もありますので早速点検、診断を進めていきます。

エンジンオイル漏れ箇所

少し見づらいですが上の写真がエンジンのヘッドカバーからのオイル漏れになります。パッキンがゴム製になっており、このパッキンが熱や経年で劣化してオイル漏れが発生してきます。このエンジンのタイプの場合はヘッドカバー上にインテークマニホールドがあるのでヘッドカバーを外す際にインテークマニホールドを外さなければならないです。

またインテークマニホールドにはアクセルペダル踏み込み量を検知してスロットル開度を決めているアクチェーターが付きます。そこにもオーリングが使われており、オイルが漏れることがあります。それが下の写真になります。

エアコンの不具合に関しては、、、

エアコンの冷風、温風の効きが悪いとのことでしたのでまずはゲージを当てて点検していくとエアコンガスが基準値より下回っており、漏れていることが分かりました。

エアコンシステムを1つ1つ点検していくと、エアコンのコンプレッサー本体よりガス漏れがあり、コンプレッサー圧力も著しく低下しています。

まずはこちらを修理しての再評価になります。緑になっている箇所がガス漏れの跡になります。

 

続いてエンジンの冷却水不足のメッセージ点灯に関しては、、、

まずエンジンルーム内で点検して進めていくとリザーブタンク内の水量が減っていました。

そこでラジエーター加圧テストを行い、圧をかけていくと、

ヒーターバルブからの漏れも確認できました。ジャガーでは定番の箇所でここが原因でエアコンにも不具合が出てきます。

バルブとパイプ部分も繋ぎ目から漏れることが多く、このバルブが故障すると同時にエアコンのECUモジュールにも影響を及ぼします。ヒーターバルブはエアコンモジュールがデューティーで制御しているので故障するとずっと動かそうとしてしまうので熱がたまりモジュール内部の基盤が焼けてしまいます。そうなると費用が高くついてしまうので水漏れ発見しましたら早めに修理をお勧めします。