マリオットマーキーズ ジャガー整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日ご紹介する整備はジャガーX350の冷却水漏れ修理です。
冷却水タンク内の水が減るということでご入庫いただきました。
早速点検していきます。
こちらがX350のエンジンで、X350はもモデルによってV6エンジン、V8エンジンが搭載されていますね。
こちらのX350はV8 NAエンジンです。
クーラントタンクがエンジン前側にあるのでまずは水量をチェックします。
クーラントレベルがLowを下回っていて冷却水が足りていない状態ですので、おそらくどこかから冷却水が漏れていそうです。
漏れを確かめるリークテスターを使用して圧をかけると、エンジン前側のウォーターポンプから冷却水が漏れていることが確認できました。
このエンジンはよくウォーターポンプ廻りから冷却水漏れを起こします。
他に漏れ箇所はありませんでしたが、劣化している廻りのウォーターホースや同じくらいよく漏れるサーモハウジングもお客様にご提案させていただき交換となりました。
ウォーターポンプの交換はまずクーラントタンクやインテークパイプを外し邪魔なウォーターホースを外していきます。
こちらがウォーターポンプです。
ポンプの廻りに漏れた冷却水が固まって跡ができているのがわかります。
ポンプを外した後は廻りについた固まった冷却水を綺麗に清掃して新品のウォーターポンプを取り付けます。
サーモハウジングとウォーターホースも交換して、組み付けは逆の手順で行っていきます。
組み付け後、冷却水のエア抜きを行い漏れがないことを確認、試運転して問題がありませんでしたので作業完了となります。
今回のようなエンジンの冷却水漏れを放置してしまうと、エンジンがオーバーヒートを起こし、最悪の場合エンジンを破損させてしまう場合があります。
ジャガーで何か気になることがありましたら、実績豊富な弊社へぜひご相談ください。