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こんにちはジャガー整備スタッフです。
今回の整備内容はジャガーXKR エンジン警告灯修理です。
アイドリングも不安定で交差点でたまにエンジンストールしてしまうみたいです。
トラブルシュート開始
テスターで診断進めていくと、エラーの入力でエンジンの混合気がリーン(薄い)というエラーが入力されていました。
通常、車には理論空燃比という値があり、混合気中の酸素と燃料が、過不足なく反応する時の空燃比のことで日本で市販されているガソリンの場合の理論空燃比は14.7になっています。
14.7以下の状態をリッチ(燃料が濃い)、14.7以上の状態をリーン(燃料が薄い)と呼びます。今回のジャガーは燃料が薄いというエラーが入っており、つまり燃料が少ない、酸素が多い状態になっていて、エンジンに不調を起こしている事が分かります。エンジンフードを開けるとヒューヒューとエアを吸っている音が聞こえ、カバー類をバラしていくとエアクリーナーボックスに繋がるブローバイパイプに亀裂が入って空気を思い切り空気を吸っていました。
簡易的にテープを巻いてエア漏れを止めるとエンジン不調が治まりましたのでまずはこちらを修理していく流れになります。
パイプの破損以外にも、、、
カバー等外していくとパイプの破損以外にエンジンのオイル漏れがありました。
定番のタイミングチェーンケースカバーよりオイル漏れがありました。
交換するにはエンジン前廻りの補機類を全て外していく作業になります。
ジャガー点検/診断/修理の際は、、、
部品の構成や弱点を知っていて、尚且つ知識とノウハウがより必要とされます。
まずは正確な診断と点検を行う事、そしてお車の状態を正しく知る事で必要な整備を行いメンテナンスしていくことが重要です。