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今回はジャガーXJ x350型 エンジン始動不良、冷却水漏れのご依頼です。
症状としてはセルモーターは回りますがエンジンが掛からず、エンジンルームから甘い匂いがするという事でしたのでエンジンルームの点検を行います。
甘い匂いの主な原因は冷却水サブタンクからの漏れでした。
他にはサーモスタットなどからも滲みがありました。
エンジン始動不良に関してはセルモーターが回り圧縮はあるような感じでしたので点火系、フューエル系(燃料)を点検します。
まずはスパークプラグを外してみるとかなりの燃料が噴かれていることがわかりました。
フューエルポンプやインジェクターは動いているようです。
一度プラグを掃除して点火されているか確認したところ火花は確認できます。
全て掃除してエンジンを始動してみると一瞬掛かりますがその後は掛からず…
テスターで各センサーのステータスを確かめてみると水温センサーが異常な値を出していました。
これが原因で燃料調整がうまくできていないので始動不良となっていました。
全ての原因特定ができたので冷却水周りの予防整備も含めお見積りを致しました。
お客様からご理解も頂けたので作業を行います。
x350の冷却水周りは定番なのでサラッと作業していきます。
タンクを外し、ウォーターポンプやサーモスタット、各部ホースの交換を行います。
水温センサーも交換して交換は終わりです。
エア抜き、漏れの確認を行いエンジンも無事にかかりました。
水温もしっかり安定しておりエアコンの作動なども確認できたので作業完了となります。
今回は予防整備を含めた作業になりましたが最低限などご要望に沿ってのお見積もりも可能なのでジャガーXJのことなら実績豊富な弊社にぜひご相談ください。