こんにちはジャガー整備スタッフです。
マリオットマーキーズの整備サイトをご覧頂き有難う御座います。
今回の整備内容はジャガーSタイプのエアコン修理です!
お客様の御用命で、エアコンの効きが悪いとのご依頼がありました。 実際にエアコンの効きを確かめみるとすぐにわかるほど冷風がでてきません。。
今の時期はまだまだ耐えられますが、これでは夏本番、全然効かないと思われます。
エアコン点検・診断
では、早速診断していきましょう。エアコンの診断では何よりもまずA/Cガスが入っているかどうかが肝心です。点検方法はマニホールドゲージをエアコンの低圧と高圧のチェックバルブへつなぎガスの圧力を点検します。
ガスは入っているようです。しかし、うーん、エンジンの回転を上げて頑張ってみてもこのくらいしか圧力が上がりません。しかし誤差といえば誤差の範囲内・・・微妙なところです。
・ガスは入っている
・コンプレッサーは動いている
・ゲージの値もほぼ正常
・そこそこ風は冷える
・ファンも回っている
むむ!これはもしやコンプレッサーの圧縮弱くなってません?
というわけで見てみましょう。
おっと、これはどうやらコンプレッサーからオイル漏れしているようです。この合わせ面から漏れているという事はここから少しずつガス漏れと圧縮漏れが起きているはずです。
これではエアコンの効きが弱いだけでなく、コンプレッサーのオイルが無くなり焼き付いてしまい、ベルトで強制的に回されることで熱をもち最終的にはベルトが切れる可能性があります。
今回は、初期症状で発見できたのでコンプレッサー交換で何とかなりそうです。
取り外してみるとコンプレッサーのボルト4本と合わせ面からオイル漏れしております。
リビルト品と比較してみましょう。
がっつり漏れてるのが分かりますね!
さっそく交換していきます。
無事、取り付け終わりエアコンの真空引きをし、その後各部配管からエアを吸ってないかをマニホールドゲージで確認しガスを封入!
エンジン始動!
・・・
いい感じで冷えてます!
キンキンです。
エアコンの冷えとジャガーのV8サウンドがあれば これで夏もバッチリ快適にドライビングが楽しめます!
是非快適なジャガークルージングをお楽しみください。