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こんにちはジャガー整備スタッフです。
今回の整備内容はジャガーXJ X358オーバーヒートの修理です。
ジャガーの水廻りといえば定番の故障ですがX358のスーパーチャージャー付きのエンジンの場合は診断も作業もノーマルエンジンと比べると大変です。
部品点数も多くなり、箇所によってはアクセス出来るまで多くの部品を脱着しなければなりません。
オーバーヒートの原因は、、、
オーバーヒートは、エンジンの温度を何らかの理由により下げられなくなると発生する症状です。
要因は様々有りますが、代表的な事例として噴き上げや漏れにより冷却水が不足し発生するケースは少なくありません。
また、オーバーヒートは最悪の場合、エンジン本体を痛める事も有りますので、修理する側としてはシビアにならざるをえません。
点検の結果いたる箇所から冷却水漏れがあり、まずはこちらを修理していかないと正確な診断も出来ません。
一つ一つ水廻り関連のホース等をチェックしていきます。
サーモスタットのハウジングや定番のリザーブタンク、ガスケット、オーリング類、ホース類全て確認して必要な部品を洗い出していきます。
スーパーチャージャー下のウォーターホース
スーパーチャージャーが付いているので細かい箇所は鏡を使用し見ていくとスーパーチャージャー下のウォーターホースからの水漏れも確認出来ます。
ここは見過ごしがちなのでジャガーの場合は要確認です。
オーバーヒートが疑われる症状は
冷却水のリザーブタンク内の水量が著しく減少している、水温計の針がいつもより高い温度を示している、ラジエターファンは回っているのに水温が下がらない、
冷却水警告灯が点灯しているなど様々有りますので、いつもと違う事に気が付きましたらすぐに専門店で診てもらう事が先決です。
ジャガー水廻り修理の際は、、、
この様にジャガーの水廻り関連は部品点数が多い為、一つ漏れ箇所を見過ごしたり、交換しなかっただけでそこから漏れてくる可能性が高いです。
部品の構成や弱点を知っていて、尚且つ知識とノウハウがより必要とされます。
まずは正確な診断と点検を行う事、そしてお車の状態を正しく知る事で必要な整備を行いメンテナンスしていくことが重要です。