こんにちは。ジャガー整備スタッフです。
今回の整備内容はジャガーXタイプ冷却水漏れです。
最近は酷暑が続き、人だけでなく車にも影響を及ぼしていると思います。
エンジンもすぐに暑くなり、冷却水が少しでも漏れるとオーバーヒートしてしまうことが多いです。
今回のケースも冷却水不足の警告灯が点灯してすぐにオーバーヒートになってしまい、キャリアカーにてご入庫いただきました。。
診断結果は、、、
Xタイプのエンジンでは冷却水が漏れやすい弱点の箇所が決まっており、リザーブタンク、ウォーターポンプ、サーモスタット、サーモスタットにつくウォーターホース等が一般的に漏れやすい箇所になります。
点検していくとリザーブタンク内の冷却水も空っぽになっていました。
今回の場合はリザーブタンクにクラックが入りそこから漏れているところとウォーターポンプから漏れているのが分かりました。
樹脂製のタンクは経年劣化してくると黄色く色が変わってきてヒビが入りやすくなり、またホースが刺さる部分も樹脂でかなり細長いのでそこも折れて壊れることが多いです。
ウォーターポンプもエンジンのベルトとは別のベルトで駆動されているタイプで漏れ以外にも軸が歪んでガタが出たりします。
リザーブタンク交換及びウォーターポンプ交換
リザーブタンクは特に大きな部品等、外せずに交換できますがウォーターポンプはエアクリーナーのボックスやバッテリーなどを外さないとアクセスが出来ません。
赤丸部分が交換したウォーターポンプで黄色丸が取り付けた新品の冷却水リザーブタンクです。
ジャガー冷却水漏れ/オーバーヒート修理費用を抑えるコツ
ジャガーの冷却水関連の部品は一つ一つの点数が多く、金額も高くなりがちです。
漏れている箇所をピンポイントで修理したとしても劣化が進んでいるホースやガスケット、パッキン類等からまたすぐに漏れてきてしまうケースがあります。
そこで、やはり修理費用を抑えるコツとしてはしっかりとした点検、診断を行い、なんでも交換ではなく、本当に必要な部分を適切な修理で直していくことだと思います。
修理費用でお悩みの場合は是非一度ご相談ください!